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郵便番号検索を改良&運営費公開


郵便番号検索に機能追加やデータ更新を施しました。

更新・機能追加内容

最新データを取り込んだり、主に事業所データについて情報を追加しています。一部のページでは日本郵便から配布されている情報だけでなく独自の情報を表示します。また郵便局の情報も強化しました。移転した郵便局や名前の変わった郵便局も見つかるように改良しました。


ジャニーズファミリークラブ
母親と妹の大好きな
ジャニーズファミリークラブ
郵便番号150-8550


環境について

地図表示には Google Maps Embed API を利用しています。
サーバには Google App Engine を使っています。
GAE は Java8 には対応していないようなのでコンパイルオプションを1.7に設定しています。
開発には Linux と Eclipse を使っています。
検索には Google カスタム検索 を使っています。

運用費

郵便番号検索での Google App Engine の運用費を公開しておきます。

さきほどダウンロードした運用期間3年11か月分の支払い額の履歴です。単位はドルです。請求のあった月は10回しかありませんので、ほとんどの月が無料で運営できていることが分かります。
  • 0.31
  • 1.38
  • 0.82
  • 0.17
  • 0.12
  • 0.60
  • 1.87
  • 0.02
  • 0.01
  • 0.21

GCPは料金見直しがあるためどんどん値下がりしています。直近では3月9日に値下げされているのでしょうか。計算ツールで計算したところかなりのデータアクセス回数が無料となっています。


ツールは月額計算となっているようですが、1日あたりにすると、読み込み5万回、書き込み2万回、削除2万回までは無料です。


さて、この郵便番号検索では基本的にデータストアの書き込みでしか課金が発生していません。

データ読込は0円です。

郵便番号検索が利用されているだけであれば無料枠で運営できてしまっています。これは過去記事にも書いていますが、いろいろと工夫をして1pv1ops未満にしたうえでMemCacheも使っている成果があります。無料枠が5万Ops/日ですから5万PV/日を少々超えても無料で運営できることになります。

郵便番号データすべての総入れ替えを行った場合は16円くらいかかっているようです。このとき一時的に負荷がかかりインスタンス料金が1円ほど発生することもありました。なお入れ替えに時間がかかって2日にまたがった場合は無料枠が2日分適用されますので少し課金額が減ります。

データを一部だけ入れ替える場合は2万件/日まで無料枠です。データ更新に伴ってインデックス更新が増えるとOpsも増えてしまいますが、この郵便番号検索ではGoogleカスタム検索を使うことによって検索を回避していますので、インデックス不要ですから、インデックス更新コストも掛かっていません。こちらもどうしてそうなるのかは過去記事を参照していただければと思います。

Google App Engine は少し工夫をすれば安価にサービスを提供できます。日に数万アクセスのサイトをほぼ無料で運営できるのですから、ドメインやSSL関連の費用を加えたとしても年間2千円もあればこの程度のサービスが実現できてしまいます。それら運営費を広告収入で賄うことも充分可能でしょう。