スキップしてメイン コンテンツに移動

本当にecoな交通を目指すのは人という事情により難しいですね


天ぷらカー。廃油カー。

捨ててしまう使用済み天ぷら油などを燃料にして走る車である。油を捨てずに再利用する、環境に優しいかも知れない車である。

ディーゼル車をベースにすることから排ガスなどはどこまで綺麗なのだろうかという疑問もあるが、今回はそこには触れない。

さて、燃料調達。

燃料にできるレベルの廃油となるとガソリンスタンドでは売っていないわけで、実際に乗っている方のお話を聞いてみたところ、やはりあの手この手で工夫して入手しているとのことだった。電気スタンドが増えないと電気自動車が普及しない理屈と同じであろう。

それで、話によれば、おおよそのドライバーは飲食店、主に蕎麦屋などにお世話になるという結論に落ち着くようである。なるほど、天ぷら屋は数が少なそうだと思っていたが、数の多そうな蕎麦屋でも天ぷらをたくさん扱っている。納得である。

しかし本当にエコを考えるなら、天ぷらカーの持ち主の皆様は、車をそば屋にプレゼントするのがベストではないだろうか。廃油カーは廃油燃料が手元にある人が使うのが最もエコなはずである。

いやいやプレゼントしたら車が無くなるだろう?と言われるかも知れないが、車が必要ならば代わりに余ってしまう蕎麦屋の車を貰えば良いのである。win&winというやつである。

しかしそれは多くの持ち主はやらないだろう。なぜなら彼らは、自分が天ぷらカーを所有したり使用しなければ気がすまないのである。

彼らは環境やエコを気にしているつもりでも、実はそれよりも優先している欲望を持っている。

「自分が!」である。

しかしそこを責めるべきでもない。
誰かに評価されたいという気持ちは多くの人に在る。
ただしそれに気づいていないより気づいていたほうが良いだろう。

そして彼らには胸を張ってこう言って欲しい。

「こちらが廃油で走ります、いま話題の、エコ゛カーです!!」と。