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荒れるcomicoに学ぶサービス運営(1)


以前少し書いた(その1その2)コミコという漫画サービス。

リニューアルを機に大いに荒れている。

公式サイトはもちんろん、PlayストアからSNS・掲示板まで、非難の嵐である。大嵐。いったいなぜこんなことになっているのか?問題はどこにあるのか?

このcomicoの荒れた原因を考えてみると、ネット上でサービスを提供する際に運営側に求められる姿勢が見えてくる。

リニューアル内容

さて今回のリニューアル。いったい何が変更されたかというと、一部の機能が有料化されたのである。一部というのは、おおよそ「読み返し」と「一気読み」である。これだけ聞くと、不便にはなるが特に大きく荒れるようには思えない。

comicoは広告を挟むわけでもなく"一日何分まで"といった時間制限もなかった。好きなだけ漫画を読み放題にしていた。漫画もおもしろいものがいくつもある。こんなサービスを無料で維持し続けるのは無理があるだろうことは多くの読者が感じていただろう。

そして当然、運営側もギブアップとなり、閲覧に制限をかけることで課金してもらうという手段に出た。リニューアルの内容は、たったのそれだけである。

しかし、それだけなら少々文句が出るくらいで済みそうなものだけれど、あまりにも激しく非難されている。

さて何が問題か?

リニューアルなのか?

まず最初に気になったのは「リニューアル」という言葉である。

リニューアルと言われれば何か機能が向上したりして利用者にメリットがある改変が行われるイメージである。しかし今回のコミコのリニューアルでは単に有料化しただけであり、読者には何のメリットも無い。むしろアプリの使い方が複雑になりデメリットしかない。
これを「リニューアル」と称してしまったところに対して、運営が驕っている、と多くの利用者から反感をかったのではないだろうか。

今まで通り?

comicoは今回の説明に「今まで通り全話無料」とアピールしている。これは確かにその通りではある。制限こそあるものの日々ちびちび読み進む分には無料である。しかしながら「今まで通り」という言葉が「リニューアル」という言葉と相反している。変わらないと言いながら大きく変わるのである。利用者は納得できないだろう。

また漫画は毎週更新であるため1話が短い。読み返しを前提とした伏線を張った漫画も多い。それが「読み返し」と「一気読み」を有料とされた。これには読者だけでなく作家のほうも「今までと同じじゃない!」と思うだろう。

長くなりそうなので次の記事に続きます。